事例紹介<在宅ワーク発注企業>
放課後等デイサービスGripキッズ

もともとGripキッズを立ち上げる以前より経営している税理士法人で在宅ワーカーを活用していたため、Gripキッズでも在宅ワーカーを採用することについてはごく自然な流れでした。
在宅ワーカーとの出会いは、仲介業者から人材を紹介してもらったことがきっかけです。紹介された在宅ワーカーが期待通りのスキルを持つ即戦力だったことに加え、実際に働いてもらう中で、環境さえ整っていれば在宅でも業務遂行が可能だと確信しました。そのため、その後も埼玉県の「ビジネスマッチング交流会」に出展し、複数の在宅ワーカーを採用しており、現在では求人情報サイトを利用することもあります。
Gripキッズでは、現在3名の在宅ワーカーが事務職として在籍しています。この中には公認心理師や社会福祉士の資格を持つ在宅ワーカーもおり、そうした専門性を持つ在宅ワーカーには、定期的に出社して療育にも参加してもらっています。出社しなくてもできる事務作業(伝票入力や集計など)は、自宅に持ち帰って行っています。
税理士法人では、経理事務は在宅ワーカーとの親和性が非常に高いことから、首都圏をはじめ滋賀県や高知県など、全国の28名の在宅ワーカーに発注しています。
在宅ワーカーにはそれぞれのスキルや経験を考慮し、能力に応じた業務を発注しています。税理士法人では、経理事務経験のある在宅ワーカーに顧客を担当してもらい、税務申告業務や顧客対応などを任せます。新規顧客が増える度に在宅ワーカーを増員し、担当を割り振っています。
システム管理の経験がある在宅ワーカーには、全国の在宅ワーカーに貸与している専用端末のバージョンアップやネットワーク環境の整備などを担当してもらっています。一度採用した在宅ワーカーとは数年にわたり継続的に業務を依頼することがほとんどです。
税理士法人での経験を踏まえ、Gripキッズでは経理事務などの事務代行をはじめ、販促用のパンフレット、チラシやクリアファイルのイラスト作成を依頼するなど在宅ワーカーへの依頼は多岐にわたります。当社の経理事務は、他社で現役の経理担当として働く在宅ワーカーが担っています。

状況に応じて、電話やメール、ChatworkやLineなどのコミュニケーションツール、Dropboxなどのオンラインストレージを駆使してやり取りしています。自宅が近い方には出社してもらい、業務内容や手順を説明した上で、実際の作業は自宅で行ってもらうこともあります。
税理士法人では在宅ワーカーと会計ソフトを共有し、郵送した伝票の入力業務を依頼しています。主に記帳業務を担当してもらっていますが、社会保険関連や役員登記関連の事務が発生することもあります。
人と協働する上では、双方に利益がある関係性が不可欠だと意識していますが、まさに在宅ワークは双方にメリットがある働き方だと考えています。在宅ワークは様々な意味で無駄がありません。こちらとしては依頼したい業務ごとに即戦力となる優秀な人材を確保できるうえ、わざわざ出社せずとも自宅からスピード感を持って効率的に仕事を依頼できます。在宅ワーカーにとっても、育児や介護などで限られた時間を有効活用し、自宅にいながら自身のスキルを発揮して社会と関われるという大きなメリットがあります。
一方で在宅ワークでは、対面に比べてコミュニケーションの難しさを感じることがあります。以前、簡単な作表をするためにコミュニケーションツールで指示を出したのですが、なかなか意図が伝わらず、結局自分で作業をしたということがありました。ツールでのコミュニケーションの難しさを感じた出来事でしたが、この経験からツールの使い方を深く考えさせられ、今では複数のツールを使い分け、場面に応じて最適なツールで連携するようにしています。
経験、スキルはもちろん重要な判断材料ですが、最も大切にしていることは信頼して仕事を任せられるかどうかです。当社の大切なデータを預けることになるため、採用時には必ず面接を行い、人柄を丁寧に確認するようにしています。こちらの指示を正確に理解し期待する成果を上げられるか、また顧客とのやり取りを任せられるかを重視し、そのための素直さやコミュニケーション能力を兼ね備えているかを見極めます。
採用する際に経験と人柄を重視ししているため、実際の業務ではあれこれと細かな指示をせずとも、在宅ワーカーを信頼して任せることで意図した通りの成果を得られています。
