事例紹介<在宅ワーク発注企業>
株式会社ニワナショナル
庭の管理を自分で行うのは意外と大変で、植木屋さん等に頼むには敷居が高い。そのような戸建てに住む方のお悩みに寄り添い、自社サイトでは作業料金を明示しています。無料見積もりや信頼できる業者の紹介など、初心者でもわかりやすく、安心して利用できるサービスを提供しています。

当社の業務は庭木の手入れなどの現場作業が中心ですが、経理やホームページの拡充のために事務担当者の必要性を感じることがありました。しかし、事務担当者を正社員で雇うとなると固定費が増えるため、在宅ワークで働きたい方に依頼し、コストを最適化したいと考えました。
在宅ワーカーと出会ったきっかけは、埼玉県が主催する「ビジネスマッチング交流会」です。現在発注している4名の在宅ワーカーのうち3名はそこからのご縁です。残りの1名はハローワークの求人からの応募でした。元々ライター業をされていたので、業務委託というかたちで外注のライターとして協力していただいています。
当社では、現在4名の在宅ワーカーがライターとして在籍しています。主にホームページに掲載しているブログ「お庭の日々」の記事制作、施工事例や作業事例のライティングをお願いしています。
ライターの報酬は文字単価をベースとした契約で、単価はライターの実績や経験によって異なります。初心者は単価が安い傾向にありますが、経験を積んだ方にはそれに応じた金額を設定しています。ブログのテーマは広報担当が提供しています。掲載する時期によって「このようなテーマで」と伝え、その指示に沿ってライターが記事を制作していきます。契約を交わす際に、1ヶ月に納品できる本数を確認しているため、その数にあわせて発注しています。ほとんどのライターは他社とも契約しているため、担当する記事の本数もライターによって様々です。
求人では在宅ワーカーとして募集しても、仕事に慣れるまでは出社を必須とする企業もあるようですが、当社は最初から在宅で作業してもらっています。
企業側のメリットは、人件費を固定費ではなく変動費として管理できる点です。加えて、自宅での作業になるため、事務所のスペースを最小限におさえることができます。
デメリットを感じたことはこれまで特にありません。主に広報担当者がやり取りをしていますが、頻繁にコミュニケーションをとっているためか、特に今まで困ったことはありません。当社の業務に理解を示し誠実に協力してくださる在宅ワーカーと巡り会えたことが一因だと感じています。
個人的に何よりも良かったと思っているのが、離れていても一緒に仕事をしているうちにかけがえのない仲間になれたことです。思っていた以上に一体感があり、仕事のつながりを超えた人と人とのつながりが生まれています。スペイン在住のライターが在籍しているのですが、以前、スペインで大きな洪水が起きた時に「影響はなかったか」「大丈夫か」と一人の仲間として純粋に心配になったことがありました。その時、ビジネス上のつながりだけではなく、一人の人としてつながっているのだと感じました。在宅ワーカーは仕事を一緒にしている仲間であり、一人の友人のような存在。そのように感じるほど良い人間関係を築けているように思います。
在宅ワークは場所を問わないので、スペインならではの中庭(パティオ)の記事も現地からのリアルなレポートとして執筆してもらったのも好評でした。
会社の雰囲気やポリシーに共感してくださるかどうかです。個人的な意見ですが、スキルや意欲については、あまり気にしていません。当社を「応援したい」と思ってくれるかどうかが最も重要です。仮にスキルがなくても、そのような気持ちが言葉や文字に表れるからです。心からすすめたいという気持ちで書いてほしいと思っています。

事前にしっかり契約内容を確認することが大事だと思います。ほとんどの在宅ワーカーは複数の企業から仕事を請け負っています。相手の企業によって契約内容や使うソフト、様式、提出方法、リテイクの回数なども様々なので、しっかりと自社のレギュレーションを理解してもらうことが重要です。最初に当社のやり方をお伝えして、承諾を得てから仕事を始めた方がお互いに混乱することなくスムーズに仕事ができると思います。
想像以上に良い仕事をしてくれる方が多いので、どんどん活用していくことで、ビジネスの推進力が増すと思います。もし在宅ワーカーへの発注を検討している場合は、まずは1度試してみることをおすすめします。特に埼玉県主催の「ビジネスマッチング交流会」ではとても良い出会いが期待できます。たとえ1度目は条件に合う方が見つからなかったとしても、人との出会いは縁なので、何度か出展しているうちに、きっといい出会いがあるでしょう。
インタビュアー:wakana