事例紹介<在宅ワーカー>
ヤジマアキコさん(仮名)
職 種:グラフィックデザイン
前 職:デザイン、印刷関係の仕事など
ワークスペース(仕事をしている場所):自宅
| 6時30分 | 起床 朝食作り(夏休み、冬休みは子どものお弁当作りも) 朝食 |
| 8時 | 家族の送り出し |
| 9時 | 仕事開始(パート勤務の時は9時ごろ出勤) |
| 12時 | 昼食・休憩 |
| 13時 | 仕事再開 |
| 17時30分 | 仕事終了 子どもの学童のお迎え |
| 18時 | 夕食作り |
| 19時 | 夕食 |
| 20時 | 家事・自由時間(子どもの宿題を確認することも)・おふろなど |
| 23時 | 子どもの寝かしつけ |
| 24時 | 就寝 |

2019年に前職を退職。職業訓練に通った後、就職活動をしましたが、ちょうどそのころコロナ禍となり、求人自体がほとんどない状況に直面しました。就職活動ができないことに悩み、だんだんと自宅にいながらできる仕事をしたいと思うようになりました。過去に自宅で、お芝居のチラシの作成経験があったので、この機会にフリーランスになろうと決意しました。当時、まだまだ手のかかる小学校低学年の子どもがいたことも、在宅ワークを選んだ理由の一つです。
グラフィックデザイン(※1)の仕事をしています。最近は、教育関係の仕事が多く、参考書やその図版、学習教材の作成を行っています。知人等からの依頼や、埼玉県主催のビジネスマッチング交流会(※2)を通じてご縁があった会社などあわせると4~5社から継続的に仕事を受注しています。また、単発の仕事でチラシ作成などもしています。
※1 グラフィックデザインとは、文字や色、写真やイラスト、図などの画像の視覚的要素を組み合わせて、情報やメッセージを効果的に伝えるデザイン分野です。紙媒体のチラシやポスター、書籍や雑誌、日用品のパッケージ、WEB広告などあらゆるものに使用されています。
※2 ビジネスマッチング交流会とは、在宅ワークの業務を発注したい企業と出会える場で、年に数回行われています。
これまでに何度か転職を経験しています。15年前にはデザイン関係の仕事をしていました。求人広告などを作る会社で、レイアウト作成など、印刷に関する仕事が多かったです。2年間、営業職についていたこともあります。その後、やはりクリエイティブな仕事に戻りたいと思ったのですが、応募先の会社に2年間のブランクがあるので採用は難しいと言われてしまいました。また、派遣で事務やサポート業務をしていた時期もあります。
在宅ワークの最大のメリットは、仕事をする時間を自分で調整し、柔軟に対応できるところです。子育て中の身としては、子どもの都合に合わせて動くことが多く、日中に仕事ができないこともあります。そのような時には、夜の時間を仕事に充てるなど状況に応じた働き方をしています。子どもが体調不良の時には、パソコンを移動させて看病しながら作業を進めたこともありました。
デメリットとしては、仕事の量にばらつきがあるところです。以前、同時期に3社から急ぎの依頼が集中してしまったことがありました。その時はなんとか納品日に間に合わせることができましたが、とても大変な思いをしました。反対に、在宅ワークの仕事がない時期もあります。その時は、短期のパートを探して働いたりしています。
在宅ワークでは基本的にメールやチャットなどを使ってやり取りをすることが多いので、レスポンスを早くするように心がけています。会社によっては、夜中でも返信可能なところもありますが、相手側に通知音などで負担をかけないよう、翌朝8時にメッセージを送信するよう予約しておきます。また、大事な連絡を忘れないように、細心の注意を払っています。
私が使用しているパソコンはデスクトップ一体型で、OSはWindowsではなく、Macです。最初に購入したパソコンのOSがMacだったので、今でもそのまま愛用しています。一般的にMacはデザインなどの作業に向いていると言われているようですが、取引先ではWindowsを使っている方も多いようです。
以前、誤ってパソコンを倒してしまい、画面が割れてしまうというトラブルがあり、急いでパソコン修理店に駆け込んだことがあります。現在、パソコンについて困っていることはメモリーが不足していることです。以前はそれほど気にならなかったのですが、同時に複数のソフトを立ち上げて作業すると、どうしてもメモリーが圧迫されるようです。パソコンのスペックの問題もあるかもしれませんが、買い替えも検討しています。
在宅ワーカーは個人事業主なので、確定申告をする必要があります。個人で確定申告に必要な書類を作るのは難しいため、お金はかかりますが、会計ソフトを使って書類を作り、確定申告しています。
以前、パートが忙しくなり、在宅ワークの仕事を辞退しなければならなかったことがありました。それでは本末転倒なので、もう少し、在宅ワークの比率をあげたいと思っています。そのために、継続案件の在宅ワークを増やすことが目標です。
パソコンのスキルを気にされている方もいると思いますが、実務を通して自然と身についていきますので、まずは始めてみることが大切です。私も最初からパソコンを使いこなせていたわけではありません。
まずは自分自身の強みは何かということを考え、例えば、接客業の経験からコミュニケーション能力が高ければ、それを活かせる在宅ワークを探してみるといいと思います。パソコンに関しても、画像などを多く扱う仕事でなければ、一般的なスペックのパソコンで充分対応可能かと思います。在宅ワークには、とにかくいろいろな種類の業務があるので、ご自身に合ったものを見つけてほしいです。
インタビュアー:はせみ