埼玉県女性キャリアセンター

さいたま市中央区新都心2-2 ホテルブリランテ武蔵野4階
(運営受託:株式会社キャリア・マム)

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事例紹介<在宅ワーカー>

M.Oさん(仮名)

在宅ワーカー歴:3年
職 種:オンライン事務サポート
前 職:学習塾での講師業、営業、事務
ワークスペース:リビングのテーブル

ある日のタイムスケジュール
6:00 起床・家事開始
7:00-8:30 子供の送り出し
9:00 仕事開始
15:30 お子さんを迎えに行って、その後仕事再開
17:00 仕事終了
その後、家事や家族との時間・・・
20:00 お子さん就寝 この後に仕事をすることも。
22:00-23:00  就寝

在宅ワーク3年目。オンライン事務サポートで見つけた「家庭と仕事のちょうどいいバランス」

M.Oさん(仮名)の仕事風景

在宅ワークを始めたきっかけ

 下の息子が生まれてしばらく経った頃、「そろそろ働きたい」と思うようになりました。専業主婦の期間が長くなることへの不安もありましたが、住んでいる地域は待機児童が多く、保育園に預けることができなかったため、外で働くことを諦めていました。そんなとき、上の息子が幼稚園から持ち帰った、埼玉県主催の「在宅ワーカー育成セミナー入門コース」のチラシが目に留まりました。それが受講のきっかけとなり、在宅ワークの世界を知ることができました。

現在の仕事内容

 現在は、自治体で行う在宅ワーク関連講座の運営事務局を支える「オンライン事務サポート」を中心に、「データ入力」や模擬試験の「採点業務」を並行して行っています。

 オンライン事務サポートの主な業務は、講座に関する問い合わせや申込データの管理など、受講希望者への対応です。メールでのやり取りが中心で、午前中に業務が集中する傾向にあります。業務量は日によって波があり、問い合わせが集中する日もあれば、落ち着いている日もあります。責任を感じる場面が多く緊張しますが、幅広い業務を経験できることにやりがいを感じています。受講希望者から感謝の言葉をいただけると、とても嬉しくなります。同時に、大切な個人情報を取り扱うため、慎重な対応を常に心がけています。

 勤務時間は基本的に運営事務局の稼働時間である9時から17時までです。子どもの送り迎えに合わせて作業時間を調整し、必要に応じて夜に作業をすることもあります。オンライン事務サポートは在宅ワークでありながらも会社員に近い働き方で、運営事務局の指示に応じてメール対応や申込データの管理などを臨機応変に行っています。

繁忙期と業務の調整方法

 オンライン事務サポートの繁忙期は比較的少ないですが、採点業務は時期によって変動があります。9月から12月に業務が集中し、1月から8月は少なくなります。そのため、時期によって業務量や収入に波があります。その分、単発の業務を受注して業務量を調整しますが、在宅ワーク関連講座の開催が多い時期はオンライン事務サポートも忙しくなるため、全体の業務の流れを見ながら行っています。

 昨年は下の子がまだ幼稚園に通っていなかったため、主に夜間に作業をしていました。今年は子どもが就園したため、日中の作業時間が増え、業務量も増えましたが、以前より落ち着いて働けていると実感しています。仕事内容にも慣れ、充実感を持てるようになりました。

在宅ワークを始めた頃から今までの道のり

 私が最初に担当したのは「指定された写真を撮影して納品する」というシンプルな業務でした。その後、画像やテキストに情報を付ける「アノテーション」作業、単発案件のデータ入力などを経験しました。2年目からは継続案件のデータ入力や採点業務を担当するようになりました。

 少しずつ経験を積み、在宅ワーク関連講座で受講生をサポートする「メンター」を担当していた時に、担当のマネージャーから「事務のお仕事もお願いできませんか?」と声をかけていただきました。業務内容をうかがってみるととても興味深かったため、オンライン事務サポートに挑戦してみることにしました。

前職と現在のつながり

 前職は学習塾の総合職として、主に講師を担当していました。正社員として4年間勤務し、その後パートに切り替え、出産を機に専業主婦になりました。教える仕事のほか、営業や事務も経験していたため、人と接する仕事には慣れていました。現在の採点業務では、その経験が活かされています。

在宅ワークのメリットとデメリット

 一番のメリットは時間の自由度の高さです。自分で働く時間を決められる反面、自己管理がとても大切になります。加えて、自分のペースで業務量をコントロールできるのも魅力のひとつです。服装やメイクを気にしなくてもよいという気軽さも大きなメリットだと感じています。

 デメリットは、予期せぬトラブルへの対応が挙げられます。子どもの体調不良や予定変更、業務の差し戻しなどがあると、家族との時間に影響が出ることがあります。また、オンとオフの切り替えが難しいのも課題です。休日や家事をしている時でも、つい仕事のことを考えてしまうことがあります。

今後の目標と環境づくり

 現在の作業環境は、リビングのテーブルにノートパソコン1台です。特に不便はありませんが、長時間の作業で腰が疲れることもあり、作業しやすい椅子が欲しいと思っています。

 将来的には、マネージャー業務にも興味があります。責任の重さにまだ不安はありますが、環境が整ったら挑戦してみたいです。

在宅ワークを始める方へのメッセージ

 前職でもパソコンは使っていたので、ある程度の操作はできると思っていました。しかし、実際の作業では想像以上に苦労することも多く、その都度調べたり周りの人に教えてもらったりしながら、なんとか進めてきました。担当する業務にもよりますが、事務系の業務であればExcelの基本的な関数などは一通り確認しておくと役に立ちます。また、メールでのやりとりが多いため、ビジネスマナーを身につけておくと安心です。

 在宅ワークを始めたばかりの頃に多くの人が直面する壁は、「仕事がなかなか見つからない」ということです。特に最初の受注が難しく、そこで諦めてしまう人も多いですが、続けていけば必ずチャンスは巡ってきます。実際、そこで諦めずに続けてきた人こそが、やりたい仕事や大きな案件を獲得していると感じます。どうか諦めず、少しずつ経験を積んで、自分らしい働き方を見つけてください。

インタビュアー:吉田小文